保育士 求人 乳児

保育施設には、就学前の0歳～6歳までの子供たちが預けられています。
この中で、0歳～2歳の子供たちを乳児、3歳～6歳を幼児として呼んでいます。

当然の事ながら、幼児よりも乳児の方に保育士も手を取られます。
ですから、国の方でも乳児を預かる基準をきちんと設けています。
乳児の人数に対しての保育士の数、乳児1人に対しての施設の広さ、保育時間や保育内容です。

この基準は国が設けているものもありますが、各地域ごとに基準を設け、それに順ずる施設を認可保育園としている地域もあります。

乳児1人に対しての施設の広さと言う基準で、0歳児の乳児をどう考えるかが現在、政界で論点とされている問題でもあります。

0歳児と一言で言ってしまっても、月齢5ヶ月と11ヶ月とでは、全く状態が違います。
5ヶ月の赤ちゃんは首が据わり、やっと寝返りをうてるようになった頃ですが、11ヶ月にもなりますと、早い子は歩く子もいます。
多くははいはいや、つかまり立ち、伝い歩きという段階ですが、半年前とは比べ物にならないくらい行動範囲は広がっています。

ですから、0歳児として一くくりにして、1人の施設の広さを決めるのは違うのではないかという議論があるようです。

またこの乳児期は、心と体が発達する大変重要な時期です。
母親の代わりに日中に接する保育士は、乳児の今後に大きな影響を及ぼします。
言葉の早い子や遅い子、自分の気持ちを出せない子やリーダーシップな子、それぞれの個性を見出し、その子に合った対応をしていかなければいけません。

離乳食を通じての味覚の形成、スプーンやフォークを使って食事を取る習慣、オムツではなくトイレに行って排泄するトレーニングなどを、保育士から学ぶのです。

このような生活習慣を学んでいく中で、乳児は人格を形成していきます。
保育士はその事をしっかりと理解しなければいけません。
保育士の接し方、教え方で乳児は変わります。
そういった意味では、保育士は母親なのです。
自分の子と同じように見て、同じように気持ちをかけていかなければならない、とても難しい職業だといえます。

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