保育士 求人 京都

京都でも多くの保育士の求人が掲載されています。
しかし、保育施設で働くだけが保育士の仕事ではありません。

京都市では、昭和25年より独自の育児支援を行ってきました。
その名も「昼間里親～京(みやこ)・ベビーハウス～」。

この制度は、昼間に保護者の就労や病気により自分の家庭で子供を保育できない場合、経験のある里親が個人の家庭のようなリラックスできる環境の中、保育する事を意味します。

この里親になるには登録制となっており、京都市のホームページなどに募集要項が掲載されます。

この里親になるためには、当然の事ながら、京都市内在住である事が挙げられます。
そして、保育資格を取得していて、実務経験が3年以上ある事。
年齢は50歳未満である事。
自宅に保育する為のスペースがある事。
里親になる事に対して、家族の同意と理解がある事。
里親としての時間は、その事に専念できる事。
など、一般的な保育士の求人にある条件よりも厳しい印象を受けます。

しかし、これは当然の事でしょう。
なぜなら、自分の自宅に全く知らない幼児を上げ、日中だけと言っても、その子の親になるわけですから。

例をあげるなら、例えば環境ですね。
里親として登録されている人の多くは、自分の子供が学校などに入り、ある程度手の離れた状態の方が多いと言えるでしょう。
どれだけ小さいとしても6歳の子供は、触って良い物かどうかの分別はつきます。
口に入れても良い物かどうかの分別もつきます。

ですから、電化製品やインテリア、更にははさみやカッターナイフなどを割りと低い位置に置いていたりもします。

しかし、3歳未満の幼児が同じように分別がつかないのは、言うまでもありません。
手の届く範囲に、壊されて困る物や刃物等は一切置けません。
そういった環境づくりを自分でしなければならないのです。
そして何より、この里親登録を希望するには、知識や技術も必要ですが、何よりも意欲を持ち続けなければいけません。

自分の家で、他人の子供を保育するのですから、相当の覚悟が必要です。

しかし、こういった独自の取り組みは大変評価できるものだと言えるでしょう。

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